ヒコーキと鉄道と旅行と私

交通関係や旅行のまとめ

さんふらわあさつま大阪→志布志乗船記 快適なシングルルームで快適な船の旅

船自体は何回も乗ったことがありますが、あんまりいい思い出はありません。子どもの頃は台風明けの波が荒れている時にとって吐きました。学生時代も海について学んでいたので、授業や研究で船に乗る機会が多々ありました。実習船は漁船と比べてはもちろん大きかったですが、皆さんが想像する旅客船と比べるとはるかに小さいため揺れが大きく、揺れながら作業して気持ち悪くなるという生活を送っていましたし、船には休みの時間がないため早朝だろうが、深夜だろうが関係なく水を取ったり、生物とっては作業するそしてまた気持ち悪くなって食事も喉に通らない。って感じでした。そんな船に乗る時にたまに大きな豪華客船とかが停泊しているといつか乗りたいと思ったものです。

豪華客船というわけではありませんがカーフェリーも人だけでなく、自動車も貨物も積むのでなかなかデカい。

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年末鹿児島に旅行にいったので、初めての大型フェリーの旅でフェリーさんふらわあに乗船しました。どんな船旅を送れるかワクワクです。

大阪までは青春18きっぷ近鉄に乗って向かって、難波に着いたあと御堂筋線と中央線に乗って向かうはATCです。中央線は海遊館に向かうであろう方で混んでいてそういえばこのひはクリスマスでしたね。

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ATCのカウンターで乗船手続きを済ませてバスに乗り込み第二ターミナルへ向かいます。本来は第二ターミナルで乗船手続きをしますが自販機とトイレ、待合室しかなかったので買い出しはATC内で済ませておくのがいいですね。コンビニや100均はあります。

いよいよ乗船です。

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船に乗り込むといきなりエスカレーターとエレベーターが出てきてびっくりです。学生の頃の船には階段しかありませんでしたから。

今回はスタンダートシングルにしました。

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ベットと机、洗面台があります。必要なものは揃っていて1泊するだけなら十分すぎる設備です。テレビもありますが、海上では繋がらないのであんまり使わないかな。この他にもスイートルームからごろ寝のツーリストまで多種多様です。

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必要な荷物を置いてから船内散策をします。ロビーには大きなプロジェクションマッピングが行われています。

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船内マップはこんな感じ。

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自販機は各階にあったかな。色々なメーカーのものが揃っていますし(カップラーメンやアイスの自販機もありました。)値段も街中とそんなに変わらなかったです。

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こちらはショップ。乗船後から20時半までと朝は7時15分から行っています。大阪・関西のお土産や九州の土産はもちろんありますし、お菓子やおつまみ、飲み物、お酒といった船内で欲しいものも結構品数豊富で揃っていました。コンビニほどではありませんがどれにしようかなと迷えるぐらいにはあります。駅のキヨスクよりかは全然品数は多いです。

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展望デッキに上がりました。大阪港の夜景が綺麗です。

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貨物の奥には六甲山系ですね。淡路島も見えました。

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別のフェリーも見えました。恐らく北九州に向かうやつだと思いますね。

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このままデッキで見送る時まで待つのもいいですが寒いし出発はまだ時間があるようなので先にお風呂に入ることにしました。

お風呂はサウナこそありませんが浴槽は広くて泡風呂もあります。展望風呂なので浴室からは外の景色が見えます。タオルはありますがバスタオルはなかったので(スイートなどではあるはずですが)、タオルは用意しておいた方がいいでしょう。もちろんショップでも売ってはいます。

出航は荷物が多くて少し遅れました。ちょうどその時間帯から夕食の時間になります。

 


最初は混んでいると思って、第一陣が終わったぐらいで向かったので特に並ばず入れました。

夕食はバイキング形式で、通常2000円ほどですが今のシーズンはお試し価格の1500円で食べることができました。中身はというと刺身やローストポーク、ポテトなど一般的な観光ホテルの集客向けのバイキングだと思っていいでしょう。船内で食べれるものと考えると十分すぎる美味しさです。実習船では正直いって美味しくないものも嫌いなものも好き嫌いいうことなく食べなければいけないのでそれと比べれば天と地との差があります。

飲み物もソフトドリンクは飲み放題、お酒も500円でビールが飲めたり九州の焼酎も飲めました。
混雑もだいぶ落ち着きましたし、携帯の電波も繋がるのでポテト食べながらのんびり外の風景を見ていました。街の明かりもだんだんと消えていっていきました。

携帯の電波は部屋の中では出航時以外は繋がらなかったものの、船内の窓側であれば外洋に出るまでの出航時数時間はつながりました。携帯見てても船旅してる気分にはならないので船内に戻り、電子書籍読みながら船内のショップで買ったつまみや飲み物で眠くなるまで過ごしました。テレビは途切れ途切れにはなりますが、なんとか見れます。ワンセグ画像になので画質は察してくださいって感じ。

外洋に出ると波が結構あって揺れます。が、ものすごく揺れるってわけではありません。トイレに行きましたが、たまにぐらっと大きな揺れがあると手すりがあって安心という感じでした。

 


朝になって外を見ると晴れています。

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が、少し波は荒いです。朝ご飯を食べにレストランに向かいました。朝はゆっくりしたい人が多いのか1番にいってもそこまで混んでいませんでした。朝食もバイキングで並のビジネスホテルの朝食よりも豪華です。さんふらわあカレーも具がゴロゴロ入っていて美味しいです。

朝食後もまだ時間がありますが、デッキは風が強くて出れないようなので船内から外の景色をぼんやり眺めていました。陸地も近くなってきました。

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10時前志布志港に到着。

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鹿児島まではまだ距離があるのでここから無料の連絡バスに乗り換えます。

初めての船旅でしたが、夕方に乗り込んでまったりしながら港の夜景を見てご飯を食べる。携帯の電波も繋がらないので読書なども楽しめて、買い出ししなくてもショップでおつまみや飲み物を買える。朝も慌ただしくなく朝ごはん食べて外の景色見てのんびりしていたら到着という大阪から志布志の航路はちょうどいいぐらい楽しめる航路でした。

船内も揺れがあり、その日は陸地に上がっても揺れている感じがずっとしていましたが船酔いするまでではありませんでした。

こんだけ交通網が発達して尚且つ料金も安く行けるようにもなった現代で船を選択する人はあまりいないかもしれませんが時間も有効に使える場合もありますし、船旅は普段味わえないからこそ楽しいです。また別の航路にも乗って見たいですね。