菊乃井 無碍山房はミシュランガイド三つ星の菊乃井本店の味をより気軽に味わっていただきたいという思いからできたカフェです。本店はランチでも1番安くて15000円ととても手が届く金額ではありませんが、無碍山房であれば甘味ものが1000円からあるので気軽に(といっても高いわけですが)食べることができます。
菊乃井無碍山房は京都祇園の高台寺や円山公園の近くにあります。最寄りの祇園四条駅からは歩いて15分ほど。
無碍山房は時雨弁当と喫茶の2本立てです。
時雨弁当ランチのみの提供で5000円とランチにしてはそれでも十分高いわけですが、弁当といってもお吸い物やご飯もついてきてちょっとした懐石料理のような感じ。今はテイクアウトもやっていて押し寿司や弁当もあるようです。こちらはもう少し安めの値段ですので買って近くの円山公園で食べるなんてこともいいでしょう。
喫茶は1日中営業しています。わらび餅や抹茶パフェといった和メニューだけでなく、プリンやタルトタタンといった洋風メニューもありました。
季節限定ではおはぎやいちごのパフェ、スイートポテト(見えづらいですがただのスイートポテトではなく栗やフルーツものった色鮮やかなスイートポテトです。
まぁ、メニュー見たらわかる通りどの甘味物も1000円超えています。確かに高い訳ですが、手が出せない金額ってわけではなくてたまの贅沢にはちょうどいい金額といったところではないでしょうか?
ドリンクメニューは水や烏龍茶を除けばどれも1000円です。
ホテルのルームサービス並みの値段ですがその分高品質そうな物を使っていそうです。デザートと一緒にすると+700円なので注文しました。一体どんな味がするのでしょうか?
いちごのパフェにしようかと迷いましたが、いちごのパフェは茨城でも食べれますし折角京都まで来たので(お仕事ですが)お店の名前が入っている無碍山房濃い抹茶パフェと1000円のアイスコーヒーにします。
席に着くとまず番茶をいただきます。
番茶は独特な味がするので好みが分かれそうですが、甘味物とはよく合いそうな味でした。
外の庭園をボケーっと眺めたり、少し仕事をしたりしていたら遂に念願の抹茶パフェが来ました。
抹茶アイスと白玉、黄色いのはカステラと比較的シンプルです。
抹茶はその名の通り濃くてお抹茶をそのままいただいている感じで番茶とよく合います。付け合わせのカステラや白玉が適度な箸休め的になってものすごく美味しいです。食べ進めているうちに小豆も出てきました。
少し苦い抹茶と甘いあずきという超定番の組み合わせですが定番だからこそ他に邪魔してくるものがないので美味しさをより高めてくれます。
コーヒーの方も値段がわかっているからかいつも飲んでいるコーヒーと比べて甘みをすごく感じました。ブラックで飲みましたが少しお砂糖入れてるんじゃないかというぐらいの甘さです。苦味や酸味はほとんどないのでコーヒーが苦手でも飲める味です。
パフェを食べ終わった後もコーヒー飲んで番茶飲んでと少しゆっくりしていましたが、ひっきりなしにお客さんが来る状況(何人か待つぐらいでしたが)でしたので長居もよくないと思って会計することにしました。
現金で支払ったのですが、お釣りがなんとピン札でした。いつもそうなのかたまたまなのかわかりませんがさすが3つ星といったところでしょう。
パフェとコーヒー合わせると2300円なのですが、パフェはボリュームもあって意外に食べ応えもありましたし値段以上の価値はあるはずです。少し駅やバス停からは遠いのですがわざわざ訪ねて食べる価値はあるなと実感しました。