新型コロナウイルス対策が叫ばれている中での旅行は3密を避けながら旅行するのがベスト。
ということで今人気があるのが憧れの客室に露天風呂付きの宿に泊まることみたいです。確かに露天風呂付きならお風呂までの移動しなくてもいいですし(脱衣所はリスクが高いですしね)、さらに食事も部屋食なら部屋から一歩も出ることなく見ず知らずの方にもほとんど接触せず旅を楽しめます。
しかし、露天風呂付きの客室は料金が高く、なかなか手を出せない金額でしょう。しかし、今はGo Toトラベルのおかげで35%OFFになっています。相当安くなっているのも相まって普段はなかなか泊まることができない露天風呂付きの客室にも手が届く金額になってきました。
露天風呂付きの客室の相場が1人で泊まった場合、1泊税抜きで3万から4万円(1泊2食の場合)が相場です(複数人で泊まればもっと安くはなるのですが今のご時世普段接点のない友人などと泊まるのはリスクが高い)。なので露天風呂付き客室に泊まるとなると今なら19500円から26000円(税抜)で泊まれるようになり手が届く金額になりました。しかし、消費税を加えるとどうしても2万円を超えてしまいます。
もっと格安で露天風呂付き客室に泊まることができるところがないかなと探していたところ群馬県の老神温泉にある観山荘は安いプランですとGo Toキャンペーンを適応して約15000円で露天風呂付きの客室に宿泊できるプランがありました。この金額まで行くと旅館に宿泊する金額と大差がありません。ということで老神温泉観山荘に宿泊してきました。
もくじ
🔖 尾瀬登山したあとに寄ることができ公共交通機関でもアクセスしやすい
🔖 部屋は1人ではもったいないぐらい広くてWi−Fiも快適。五右衛門風呂は1人でも十分な大きさで源泉掛け流し。だが所々・・
🔖 お風呂 は加水・加温なので露天風呂付き客室なら行かなくてもいいかな
🔖 夕食はお食事処で。可もなく不可でもない料理
🔖宿のまとめ 格安で露天風呂付き客室を楽しみたいなら利用する価値はある
群馬県沼田市にある老神温泉は沼田駅から尾瀬方面へと向かうバスが何本か停車します。なので、尾瀬ヶ原の散策や至仏山の登山後にも寄りやすいです。尾瀬方面のバスも朝は8時に出発するので観山荘に泊まって翌日尾瀬を散策することも可能です。
私は今回は日光方面にいたので金精峠を越えて日光白根山のロープウェーの前を通ってきました。しかし、バス接続の時間の関係で老神温泉を経由するバスがなく大神老神入口というバス停から歩いて行きました。
終始下りの道ですが歩道がなく一部見通しが悪い箇所があったので車に注意して歩きましょう。
歩いて20分ほどで宿につきました。老神温泉までバスで来られる方は老神温泉バス停から下って1分ほどの場所にあります。行きは終始下りなので帰りは終始登りになります。バスは朝の時間は2〜3本しかないので時間を事前に確認しておいた方が無難でしょう。
宿は昔ながらの観光ホテルという雰囲気で外観ははっきりいって汚いです。ひなびた温泉街にある昔からある旅館というイメージでしょうか。ただ、入り口だけはきれいになっていました。
ロビーも
中はキレイです。
簡単にチェックインと宿の説明を受けたあとお部屋に向かいます。観山荘は一般の客室(風呂なし)と露天風呂付きの客室に分かれていて今回私が宿泊した露天風呂付き客室は5階になります。
5階は全て露天風呂付き客室になっており全部6室あります。
特別室や和洋室、一般的な和室がありどの部屋も1人で泊まることが可能になっています。今回は一般的な和室である「ほたか」(由来は武尊山;日本百名山)です。
廊下も他の客室(見ていないのでわからないですが)と違う雰囲気があるような
部屋は7.5畳の和室+広縁付きのお部屋です。これとは別にトイレと洗面台があります。
広縁の先にあるのが露天風呂です。
五右衛門風呂になっており源泉掛け流しになっています。しかし、源泉の温度が熱いので入る際は温泉の量を調整することでお湯加減を調整していきます。(水も入れることもできますがどうしても熱くて入れない向きかなと)。
五右衛門風呂なのでサイズは小さいですがそれでも1人で入るには十分な大きさです。足も十分伸ばせました。しかし、五右衛門風呂なので2人で入るのはちょっとキツそうでしたね。熱々のカップルさんならいいかも知れませんが笑
五右衛門風呂の反対側には1人用の椅子とテーブルがあります。この椅子に座り涼みながらテーブルに飲み物とスマホを置きのんびりラジオを聴きながら湯浴みを楽しみました。露天風呂付き客室だと何をするにも自由なのでスマホで音楽やラジオを聴きながら入るのもいいですし、電子書籍を読みながらもいいですし、お酒を飲みながらまったり入るのも自由です。自分の好きなように過ごしながら温泉にいつでも気ままに入れるのが露天風呂付き客室の素晴らしさであることは言うまでもないでしょう。
部屋着として露天風呂付き客室には作務衣がありました。
浴衣希望の方は浴衣にもできるようですが、私は作務衣の方がいいなって思います。浴衣だとどうしてもはだけてしまうので1人でゴロゴロしている時はいいのですがお風呂に入りに行ったり、食事をしたりする時は浴衣だと少しだらしなくなってしまうこともあるんですよね(恥ずかしながら)。しかし、作務衣なら上下分かれていますので移動の際もはだけることもないですし、しかもゆったりしているのでゴロゴロもしやすいです。
お茶受けは湯の花まんじゅう。売店にも売っていました。
あと、ぐんまちゃんのイラストののった尾瀬の天然水です。こちらも作務衣と同様に露天風呂付き客室のみです。非常に甘みを感じる天然水でしたね。可愛いイラストなので持って帰ってお土産にするのも良さそうです。
洗面台もトイレも非常に清潔でした。
化粧品類も充実していて女性用は雪肌精のメイク落としと化粧水・乳液が使えます。ありがたく使わせていただきました。
男性用はPaul Stuartですね。
広縁にはなぜかパズルがありました。宿は意外に時間を持て余してしまう方もいるみたいなので時間を忘れて遊べるかもしれませんね。私も試しに何個か作ってみたのですが意外に頭を使っていい暇つぶしになりました。元に戻すのも一苦労でした笑
部屋の中にはWi−Fiも飛んでいるのでインターネット接続も速度や容量を気にせず使えました。部屋に関しては広く快適でしたが、少しテレビの大きさが部屋の大きさと釣り合ってなくて(多分22インチぐらい)、今のビジネスホテルとかだと32インチとかが当たり前なので少し小ささを感じてしまいました。
あと、ところどころ畳の汚れがあることにも気づいてしまいました。特に私はいたところ周辺にはシミはなかったのでよかったですがいい気分になるものではありません。こういうところにも少し年季を感じざるを得ませんでした。
とはいえ気になるところはその2点なので部屋の中でゆっくり快適に過ごすことができました。
客室露天風呂付きだと館内にある大浴場に入らないという選択もあるのですが、折角なので大浴場にも行ってみます。客室にお風呂がついていない方は大浴場がメインになります。
脱衣場は畳敷になっています。脱衣ブースもソーシャルディスタンスの関係で間隔が開けられていました。
ただ、貴重品用のロッカーはなかったので貴重品はお部屋の貴重品BOXに入れておきましょう。
お風呂は露天風呂と内風呂の2つ構成です。
ほどほどの広さなので気持ちの良い湯浴みができました。しかし、露天風呂も内風呂も加温加水ありになっています。
客室にある露天風呂は源泉かけながしなのでわざわざ大浴場まで行く必要はないでしょう。客室にお風呂がない部屋が大半なのでさぞ混んでいるのかなと思ったのですがこの日は誰も入ってこなくてそんなに人が訪れないのかそれとも単に早くチェックインしたがために他の宿泊者たちがまだお風呂に入ってこないのかのどちらかと思いましたが悪いほうでした。
夕食はお食事処でいただきます。
夕食は6時からと6時30分からの2回に分かれておりチェックインの時に選ぶようになっています。
夕食は全ての料理が出されている形です。観光地の大型旅館ではこういう形が普通なのかもしれませんが折角の温かい料理が冷めてしまうので残念です。
お品書きがありませんでしたので覚えてる範囲で書いていきます。和食洋食に限らず結構料理は奥深いので写真みただけでこれ何だったけ??ってなるのでできればお品書きは欲しいですね。
食前酒は柚酒でした。
甘さがありすっきりしていていました。
先付けは
なますや枝豆などでしたね。種類が多くてこちらもおいしかったですね。
飲み物は利き酒セットを注文(1000円)群馬の銘酒の左大臣、利根錦、谷川岳の3つでした。
刺身はサーモンやいかといった海の幸のものでした。
焼き物は鮎の塩焼き。頭からガブっといっていいとのことなのでガブっといただきました。骨は感じなかったのですが、これが焼きたてだったらと思ってしまいました。
揚げ物は山菜や野菜の天ぷら
とうもろこしの天ぷらがあり珍しいなと思いました。老神温泉周辺はとうもろこしの産地であります。甘味があっておいしかったです。
露天風呂付き客室の金額が安かったということで上州牛のステーキのプランで宿泊したので上州牛のステーキです。
こちらも焼き方があるみたいで先に野菜を焼いてから牛肉を食べる方がいいと聞いたのでその通りにやってみます。
肉は柔らかく、肉汁が溢れ出てこちらもおいしかった。
デザートはフルーツ3点でした。
料理は美味しいといったら美味しいのですが、特別美味しい訳ではないなというのが実感です。全ての料理が事前に出されているので温かい料理は冷めてしまい旨味も低減してしまいます。これが1泊2食で10000円ぐらいの格安宿なら理解できるのですが通常だと20000円超える部屋でこの扱いはちょっと・・って思ってしまいました。せめて露天風呂付き客室は個室や部屋食にするなど配慮した方がいいかなと思います。
朝食も7時半からと8時からの2回に分かれており、こちらもチェックイン時に選択します。
オードソックスな和定食でした。品数も多くてご飯も進みます。味噌汁は自分で温めていれるスタイルでした(写真撮り忘れた)。
チェックアウト時に会計をしましたが、上州牛のステーキプランで利き酒セット(1000円)を付け加えても料金は19000円ほどでした。露天風呂付き客室はGo To トラベルキャンペーンを利用しても2万円を超えてしまうところがほとんどなので格安で露天風呂付きの客室に泊まりたいなら利用する価値はあるなと思います。
個人的によかったと思うのは
・ 1人で入るには十分広い露天風呂(源泉掛け流し)
・ 1人泊でも露天風呂付き客室に泊まれ特別室にも泊まれる
・ 作務衣やミネラルウオーターといったちょっとしたありがたいサービス
改善して欲しいのは
・ 大浴場は源泉掛け流しではない
・ 食事は食事処でだし、一斉出しなので冷めている
・ ところどころに汚さ(外観の古臭さや畳の汚れ)を感じる
・ 部屋にミニバーがなく、飲み物を買う場合は1Fまで降りる必要がある
といったところでしょうか。なので、旅館に着いたら食事以外部屋から出るつもりのないお篭りステイをする場合は部屋も広くて一部分の畳を除けば清潔ですしWi−Fiも速くて快適なので泊まってみてもいいでしょう。しかし、食事にも拘りたい方や、自分の部屋についている露天風呂だけでなく共用の大浴場も使いたいという方はわざわざ選ばなくてもいいかなと思いました。
何がともわれGo To トラベルキャンペーンのお陰で安いと1万5000円ほどで泊まれる露天風呂付き客室に泊まれるのは非常に魅力的です。これを機に憧れの露天風呂付き客室に宿泊してみてはいかがでしょうか?
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