今回湯の澤鉱泉を選んだのは諸事情で茨城県の県庁所在地の水戸に行かなければいけなくて(住んでいるつくば市からは片道1時間半から2時間かかります)折角なので茨城県内でいい温泉宿ないかなと探していたら見つけました。
緊急事態宣言が解除されたので休暇も兼ねて訪れることにしました。
もくじ
🔖 JR水郡線を利用して奥久慈の山奥へ
🔖 部屋は広くて清潔だがWifiはビミョー
🔖 お風呂は少し濁った炭酸水素泉で雰囲気もあり最高
🔖夕食は割安プランながらもメニューにない料理も出てくる
🔖朝食は品数多めの和定食
🔖お湯も料理も素晴らしく1人でも気楽に泊まれる秘湯宿
🔖見出し7
水戸で用事を終えた後、水戸のフルーツパーラー「フルーツバスケット」でフルーツパフェを食べた後、水郡線で湯の澤鉱泉の最寄りの山方宿駅まで向かいます。水戸から山方宿までは45分ほどです。
水郡線は2時間に1本しか列車がこないぐらいのローカル線なのですが列車は4両できました。
電車に乗っていた時は雨は降ってきませんでしたが、少しずつ気味の悪いの悪いくもが出てきて駅に着く頃には大雨になっていました。
駅に着くと湯の澤鉱泉の女将さんが。湯の澤鉱泉のある茨城県奥久慈地域は自然味あふれる秘境なので公共交通機関での移動は決して便利と言われる環境ではないので、宿から無料の送迎があります。
じゃらんで予約したのですが備考欄に○時×分に到着する列車できますと書いて予約して、電話など承諾の連絡がなくて当日は不安でしたがちゃんときてくれました。
駅から車で10分ほどなのですが、途中女将さんが付近の観光案内をしてくださったので少し大回りして20分弱かかりました。途中で宿の歴史なども教えてくださったので個人的には嬉しかったですが、人によってはそんなことより早く宿に向かってよという方もいるかもしれません。
その時に聞いた話ですが、宿までの道は平成初期にできたようでそれまでは駅から歩かなければいけなったみたいです。さぞ結構距離があるのかなと思ったら40分ほどで到着するみたいです。田んぼの中を歩くなど景色のよいところを通るみたいなので天気が良ければ行きもしくは帰りに歩いて行くのもありですね。
湯の澤鉱泉は本館と別館がありまして、本館は浴室や食事処に近いもののトレイがなし(共同のものを利用します)、別館は浴室や食事処が遠いもののトイレや洗面台が室内にあるという違いがあります。外からの景色も本館では駐車場やゴルフ場が見えて味気ない(田舎のおじいちゃんおばあちゃんの家に来たと思えばいいかな)のですが、別館は季節感あふれる景色が見れます。
料金は本館の方が1000円安いので、トイレや景色を気にしなければ本館でよいでしょう。かくいう私は本館と別館があるということを宿泊当日まで知らなかったので別館にしていました(私の記憶では別館の料金が出ていたので本館はすでに埋まっていたのかなと推測します)。
別館の和室は8畳+広縁で1人で使うには十分広い。
すでに布団がひかれているのはこのご時世だからとのことです。布団ひいてあっても気にならないほど十分大きいので問題ありません。早く着いたら昼寝もできますし笑。
窓からは別館なので駐車場は見えませんがごく普通の景色でしょうか。
お茶請けはこんぶ寒天でした。
冷蔵庫の中は
梅ジュースとコーヒーと水でした。茨城県は偕楽園を代表されるように梅が有名なのですが梅ジュースは和歌山産でした。
浴室の前には自販機がありこちらはソフトドリンクは200円からお酒や酎ハイは350円なのでホテルや旅館の自販機の相場では妥当でしょう。
洗面所にはドライヤーもありますし、このご時世だからか除菌スプレーもあります。
トイレもウォシュレット付きで清潔でした。
コンセントは1つしかないのですが延長コード付きでテーブル近くまで届きます。
少し残念だったのはWifiでした。無料Wifiがありそれなりに速度が出ていましたが、
1番端の部屋だからでしょうか。接続が安定していませんでした。
2年半前発売のXperiaは安定して繋がらずブツブツ切れましたし、IPadはテーブルの前では入るけど布団の中は入らなかったです。つまりこういうこと
恐らく親機は本館にあるみたいなので本館では問題なく接続できました。
携帯の電波はドコモはLTEが繋がりました。
部屋で荷物の片付けや写真をとった後、早速お風呂へ向かいます。
風呂には檜風呂と岩風呂の2種類あり夕食時間で男女が入れ替えを行うみたいです。
お風呂は本館にあるので別館からは長い廊下を使って向かいます。
廊下には様々な花の絵があり長い廊下も飽きません。
夕食前までは檜風呂みたいなので最初は檜風呂へ
脱衣所には普通の棚と貴重品を入れるためのコインロッカーもあります
鍵をかける場合は100円必要です(利用後に返却されます)
奥久慈の天然水を利用したウオーターサーバーもあります。もちろんこちらは無料です。お風呂上がりに飲みましたが冷たくゴクゴク飲める味でした。
壁に成分分析書があります。鉱泉なので水温は低いものの炭酸水素イオン濃度が高い炭酸水素泉です。
では、浴室内へ
檜の趣のある浴室が素晴らしいですね。写真ではわかりにくいですが炭酸水素泉なので少しだけ白く濁ったような色をしています。お湯は特に匂いを感じることなくぬるりとした肌触りです。
浴室内のシャンプーは秘湯シリーズでクマザザを利用しています。
お湯は適温に加温されているものの長湯すると少しのぼせてしまうので外気浴をしに行きます。
檜風呂だけなのですが外気浴できる場所があり、外にはベンチが置いてあります。
日本秘湯を守る会の提灯もありました。
外は少し小高い丘にあるので恐らく外から見えないと思うのですが、従業員が立ち話しているのを見えてしまったのは少し気になりました。
ぬるりとした炭酸水素泉と外気浴を交互に楽しんでいたら1時間経っていました。久しぶりに温泉の大浴場に入ったので気持ちよかったからですね。
岩風呂
檜風呂と男女が入れ替わった翌日朝岩風呂に行ってきました。
少しお湯が濁っているように見えるのがわかっていただけましたかね。
外に出れる扉がありましたが外に出ても何もなかったので岩風呂の場合は外気浴はできません。
朝から長湯をしてしまうぐらい気持ちが良かったです。
また、湯の澤鉱泉は10時から16時まで日帰り入浴も行っています。料金は750円です。
外にはマッサージチェアもありました。10分100円なので割と良心的です。
湯の澤鉱泉でのお食事は夕食・朝食ともに本館の食事処でいただきます。
夕食は6時からなので食事処に行っても誰もいなかったので、時間あっているのかなとオドオドしていたら声をかけられて入りました。
食事処はソーシャルディスタンスの関係なのか仕切りができており隣の人は見えづらいようになっています。1人泊ではどうしても周りの目を気にしてしまうのでありがたいです。
お品書きはこちら
プランによっては茨城特産の常陸牛のステーキ付きプランや奥久慈シャモ鍋付きのプランもあるのですが1人旅プランでは選択できないようで通常のプランになります。しかしながら、通常プランしかもホームページの1人旅プランの内容には通常よりもボリュームが少ないと書かれていますが非常にボリュームがあるのでお腹を空かせた状態で夕食を迎えた方がいいです。
朝食は8時ごろからです。準備ができると部屋に電話がかかってきます。
朝食は夕食と比べるとシンプルにひとつにまとめられていました。
右上からスクランブルエッグ、切り干し大根、自家製味噌、鮭の切り身、ほうれん草と油揚げのお浸し、茨城名物の納豆。真ん中は昆布です。あとサラダ。
写真にはないですが自家製のごはんとお味噌汁(豆腐とわかめの味噌汁)がありました。ごはんとお味噌汁はおかわり自由です。私も食べているときに1回だけおかわり大丈夫ですか?と聞かれました。何回もこなかったので集中してご飯を食べれると思います。
こちらも写真にはないのですがコーヒーと紅茶もセルフサービスですがあります。
帰りも水郡線の時間に合わせて送迎車を出していただきました。車で10分弱で山方宿に到着。
この日は1日雨でした。雨が降っていなかったら水戸の偕楽園を散歩しようと思いましたがこの雨では行く気が起きませんでした。
お湯も素晴らしく、料理も素晴らしく、送迎車を出してくれたり、宿の裏話を聞かせてくださったりとサービスも素晴らしかったです。人里離れた里山にいるように落ち着いた雰囲気を感じることができることでしょう。1人で来ても食事処では仕切りがあるなど目立たないように配慮していただけるみたいですし、食事内容は制限があるみたいですが非常に量が多く満足できました。1人泊は非常にしやすい宿です。
1人泊のプランは土曜日と休館日の月曜日はないみたいですがその他の日はあるようです。私が泊まった日は結構埋まっていたのですが、まだまだ空きが多いみたいです。今のご時世ソーシャルディスタンスで他のお客さんと離れられるなど、1人旅しやすい環境だと思います。日頃の疲れを気持ちのよい温泉と美味しいお食事で
癒やされてはいかがでしょうか?
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