ヒコーキと鉄道と旅行と私

交通関係や旅行のまとめ

甲府でワーケーションしてきた。登山しながらワーケーションは両立できるのか


今、新しい生活様式ということで在宅勤務をしている方も多いかと思います。さらに、仕事と旅行を両立する「ワーケーション」というものもよく聞くようになりました。まぁ、旅行先でリモートワークをするということなのです。旅行中も仕事のことを考えなければいけないというデメリットもありますが、普段と違う環境で仕事できるということは心身のリフレッシュにもなります。また、飛び石連休の間の平日は仕事とすれば、いつもの休暇よりも長く、遠くに行けますし、普通の土日に平日1日をワーケーションに当てれば土日の高い金額を避けることができますし、ひとり旅の場合は土日は泊まれないような宿にも泊まることが可能というメリットが生まれます。

今回、土日に瑞牆山へとテント泊した後

甲府のドーミーインに泊まり、

翌平日の月曜日(次の日は火曜日で文化の日の祝日)に甲府でワーケーション(といってもブログを書くこと)して帰宅してみました。今回は私が行ったワーケーションと具体的にどこでやるかおすすめのグッズ、そして登山とワーケーションは両立できるのかを紹介していきたいと思います。





私が考えるワーケーションや在宅勤務のメリットとして1番のメリットは時間にとらわれず自由に働くってことだと思います。会社の就業規則にもよりますが、何時から何時まで雁字搦めで作業をしなければいけないということは少なく、フリーランスのような自由さまでは行かないまでも家事をしながら働けたり、ちょっとパソコンの前で作業しすぎたから少し散歩したりするなんてことをしたことある方いるでしょう。同じようなことをワーケーションでも可能だと思います。例えば、ホテルで1日作業メインで、疲れたら途中で大浴場にお風呂入りにいったり、地元の美味しい有名店でランチを食べたりと仕事をしている時でも旅行のような過ごし方をすることが可能だと思っています。

・ワーケーションの日のスケジュール
今回はブログを書くというフリーランス的な作業なので時間の制約は一切なかったのですが、以下のようなスケジュールを立てて行動しようと思いました。

AM6時 起床→そのままドーミーインのお風呂サウナへ
AM7時 朝食
AM8時 ブログ書く(ホテル内)
AM10時 チェックアウト
AM11時 アウトドアショップエルクへ行く
AM12時 どこかで昼食
PM1時 ブログ書く(タリーズ
PM4時 甲府駅でお土産買う
PM5時 あずさで帰る

というスケジュールを立てました。正味5時間以上の労働時間は確保しています。恐らく5時間では足りないと思いますので帰りの電車の中で作業したら1日の労働時間になるのかなと思います。

・いきなり朝寝坊!スケジュールが破綻する
翌日はブログ頑張って書くぞ‼︎と張り切っていた私ですが、特に目覚ましもかけず寝てしまいました。きっとテント泊登山の疲れですね。ドーミーインのベットはエアウィーブの部屋があり寝心地は抜群です。
ということで翌日気づいたら8時半!!こんなに寝坊したのは8年ぶりです。いつも宿では6時とかには勝手に目が覚めるのですがエアウィーブと疲れでやられてしまいました。いきなりスケジュールが破綻です(ブログ書くだけなのでいいですが)。ブログをホテル内で書くことをやめて朝ごはんとお風呂は入って10時過ぎにチェックアウトします。

甲府駅で荷物を預けて向かった先はエルクです。エルクは山梨では有名なアウトドアショップでたびたび登山雑誌でも紹介されていますし、最近では実写版のゆるキャンでも野外活動サークルのメンバーが訪れていますね(マンガやアニメでは身延のカリブーという店になっていますが実在しない店なので)。

中は撮影しませんでしたが奥の方にゆるキャンコーナーがありまして、実写版ゆるキャンの野クルの面々のサインがありました。

旅先でアウトドアショップを訪れるってことはなかなかないかなと思いますが、こういう地元の有名店を訪れる旅もいいかもしれません。

お昼は甲府駅近くにある甲州夢小路へ



甲府駅から東京方面に帰る際、左手に見える建物なのですが毎回あずさに乗ってる時に気になっていて今回訪れることにしました。
中には何件かレストランがあったのですが月曜日(平日)だったので軒並み休業。やっていたハンバーガー屋はすごく行列できていました。ということで、和カフェ黒蜜庵きなこ亭に訪れました。


桔梗信玄餅で有名な桔梗屋が運営しており、桔梗信玄あんみつをいただきました。
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ただ、お昼は食べれなかったので後で寄ったタリーズでパスタを食べました。

カフェで長居は気が引けることもあるのですが幸い混雑もしてなかったですし、タリーズでアイスコーヒーや本日のコーヒーの2杯目が150円となるサービスもあるので2杯目をいただいてブログを書いていました。無料Wi-Fiもあるのでスタバと並んでありがたい存在です。

帰りは桔梗屋信玄餅と金精軒の信玄餅を買って食べ比べしました。
金精軒ではサービスでなんと生信玄餅をいただきました。
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これが本当に美味しかったです。従来の信玄餅も美味しいのですが別次元の美味しさでもち米の甘さとつきたての餅を食べているかのような味です。
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ということで私のワーケーションは寝坊した結果、午後しかできませんでした。




ワーケーションのワーク部をどこでやるかで作業効率は全然違ってきます。せっかくワーケーションしようとしたけど、集中できないならまだしもネット環境がなくて仕事ができなかったとか、バッテリーがすぐ切れたでは意味がありません。環境な何よりも大事なのです。ワーケーションするのは主にホテル・コワーキングスペース、カフェ3つだと思います。それぞれ具体的に見ていきましょう。

① ホテル
メリット
・作業に集中できる、電話もできる

デメリット
・プランのないホテルもある。ベットがあるので寝てしまう 

ホテルで行う場合は、基本的に誰にも邪魔されない環境になりますので家で行っているような環境になります。電源はもちろんですが机やWi-Fiや有線LANを備えているところがほとんどなので作業するための環境は整っています。電話やWeb会議も部屋の中なら問題なくできるでしょう。また、最近はワーキングスペースがあるホテルも増えているそうです。

私が泊まった甲府のドーミーインの料金は21時までのプランで通常のプランと比べて+3500円(日によりますが)でした。1時間あたりに換算すると320円なので意外に割安です。

問題点は、今回私が泊まったドーミーインは最大21時までのレイトチェックアウトプランもあったのですがこういうプランがあるホテルはワーキング用のプランやレイトチェックアウトのプランがあるホテルはまだまだ多いとは言えないのが現状です。
また、ホテルにはベッドがあります。在宅勤務でも少し休憩でだらけてしまったという経験をしたかたも多いでしょう。ベッドで少し昼寝でなかなか起き上がれないなんてこともあるでしょう。ビジネスホテルならあんまりないと思うのですがリゾートホテルは遊びも充実しているところが多いので誘惑に負けて仕事どころではないということもあるかもしれません。どんなことにも言えると思いますがメリハリは必要でしょう。

コワーキングスペース
メリット
・ホテル同等の作業環境がある
・コミュニケーションがとれる

デメリット
・年会費制や入会金を払わないと使えないところがある
・田舎にいくとないことが多い

コワーキングスペースの語源を細かくみると「Working Spece」に「Co」という接頭詞がついています。「Co」は共にという意味なので他者や他社がいる中で仕事ができるような場所です。起業したての会社や最近はオフィスの賃料がもったいないのでコワーキングスペースで作業するという会社も増えているみたいです。
甲府にも駅前に「CROSS BE」というコワーキングスペースがあります。

外からみえたのですが、木のぬくもりを感じることのでき、オープン感のあるコワーキングスペースです。

コワーキングスペースは仕事をするところなので電源やWi-Fiが使えることはもちろん、プリンターや会議室、電話ブースが備えられているところも多いので作業環境はホテル同等かそれ以上でしょう。また、ドリンクコーナーなどの休憩スペースも備えているところも多いです。

また、割と自由な空間でもあるのでコミュニケーションも取りやすいのが特徴です。異業種交流会が流行っているみたいですが、コワーキングスペースだと他者や他社のかたもいるので異業種交流ができるはずです。異業種のかたと交流する機会はなかなかないので新鮮ですし業務にも生かされることでしょう。

デメリットは年会費制や月会費制のコワーキングスペースだと使うことができない点です。先程のCROSS BEも年会費制がメインで下の方に申し訳程度にドロップイン(1回利用)の料金がかかれていました。1日1760円なのでそこまで高くはありませんね。まだまだ、1回利用お断りというところもあるので利用前に確認しておく必要がありそうです。

また、コワーキングスペースの関係であるのは主に都市部です。首都圏や県庁所在地にはありますが、まだまだ地方の中小都市にはないのが実情です。コワーキングスペースの利用を検討される際はどの街にあるか事前に調べて置くことをオススメします。

③ カフェ

ワーケーションをするとなると登山道具や旅行道具の他に仕事の道具を持っていく必要があります。できる限り仕事の道具は少なく軽いものにしたいものです。なので今回、私がワーケーションで使ったものを紹介できたらと思います。

① PCのように使えるiPad Proにロジクール Slim forio pro

パソコンは標準的なノートパソコンだと重量が重く、またそれなりに嵩張ってしまいます。また、繊細なものなので専用のPCケースに入れて運んでいる方も多いでしょう。正直登山はもちろんのこと旅行でPCケースを持ち運ぶことは浮いてしまうので避けた方がいいでしょう。

そんなときに便利なのがiPadです。iPadを始めとするタブレットはどんどん進化していて今ではキーボードはもちろんのことマウス操作もできるようになりました。細かいExcelのマクロ操作などは難しいですが、文章作成程度ならiPadで十分です。
私も以前はノートパソコンを使っていたのですがパソコンを買い換えるときにiPadにしたのですが、パソコンで作業するってことがあんまりないなと思ったのとiPhoneアプリも使えるのでiPadでゲームをしたり、電子書籍や漫画を読んだりとエンターテインメント面でも優れていたからです。
ずっとAndroid派だったので操作面も不安でしたがスムーズに移行できましたし、今のブログも基本はiPadで書いています。重量もおよそ400gなのでパソコンと比べると圧倒的に軽いです。サイズ感もB5サイズなのでそこまで大きくありませんのでバックに入れてもそこまでかさばらないかなと思います。

iPadだけで仕事することもできますが、キーボードは打ちにくいのでキーボードは別途購入したほうがいいでしょう。私がつかっているのはLogicool Slim Folio Pro

キーボードも打ちやすいし、Bluethooth対応で一旦接続してしまえば特に操作することなく使えます。あと、マウスも持っていけばもうパソコンとほぼ同じ操作が可能です。重量もiPadをいれて1kg超えるぐらいなので普通のノートパソコンと比べて半分ぐらいです。カバー一体型なので画面も保護することができます。

② あると便利なWi-Fiルータ

ホテルやコワーキングスペースにはWi-Fiはもはや標準でついているといっても過言ではありません。が、カフェのなかにはチェーン店でもWi-Fiがないところもありますし、移動中の車内、さらには登山中の山小屋やキャンプ中のテントの中などはWi-Fiがないところがほとんどでしょう。また、セキュリティ面でも不安を感じることがあります。そういうときにあると便利なのがWi-Fiルーターでしょう。

毎月4000円程度はかかりますが、外で活動するのが多い方や転勤や引っ越しが多く固定回線を引くのを憚られるかたにはオススメです。中でも私はUQ Wimax ルーターが使っています。



今では数多くのWI-Fiサービスが多いなかどこでも使い放題を謳っているサービスも多い中、UQ Wimaxは3日間で10GBが高速通信、超えてしまうとスピードが落ちてしまいます。が、3日で10GBはなかなか使わないですし、速度も安定していますし、エリアも人が住んでいるところは田舎すぎなければ入ります。さらに、KDDIが行っているので突然のサービス停止なんてこともありません。

エリアが携帯電話のサービスエリアと比べて狭いのが難点ですが、3年契約もしくは毎月約1000円払えばauのエリアも使えますので、トンネルの多い列車の中や山小屋やキャンプ中も使えるのが魅力です。

③ あると荷物を減らせるトートバッグ

登山や旅行の場合荷物が多くなってしまい、街ナカを散策するときや仕事をする時には正直邪魔ということもあります。そういうときに便利なのがトートバック。トートバックに必要なものを入れて持っていって他の荷物をコインロッカーなり、ホテルに置いておけば、軽い荷物で移動できます。私はトートバックにiPadルーター、バッテリーや羽織るものを入れて移動します。




私はなんちゃってワーケーションではiPadを使ってブログを書いていただけですが、実際私用のPCやタブレットを利用するのはセキュリティ的にNGという会社がほとんどでしょう。その場合は会社支給PCをもっていく必要があり、荷物がかさみますし、そうでなくても登山の場合はできるだけ荷物を少なくしたいもの。その場合どうしたらいいのでしょうか?

① コインロッカーに預ける

駅にあるコインロッカーは実は3日間程度なら置いて置くことが可能なところが多いです。なので登山する時は仕事の荷物をコインロッカーに預けておいて登山を楽しむというのが1番手っ取り早いでしょう。ただ、コインロッカー代は1日ごとかかりますので1回500円のコインロッカーに3日間預けたら1500円かかります。また、コインロッカーによって利用できる日数が違うので事前に確認しておく必要があります。

② ホテルに預ける

ホテルや旅館に宿泊する場合荷物を預かってもらえる場合があります。ただし、宿泊日の場合ホテル旅館は荷物を預かる義務があるのですが、翌日以降だと対応していない場合もあるので事前に確認をしておく必要があります。

③ 2泊3日の行程に日帰り登山を挟む

2泊3日の中日に日帰りの登山をすれば、ホテル旅館に荷物を置いた状態で登山に行けるので荷物のことについて余計な考えをする必要はありません。日帰りで登ることのできる百名山もありますし、地元の人が登る有名な山に登ってみるのもいいでしょうし、知る人ぞ知る山に挑戦してみてもいいでしょう。登山をやっているとアルプスや八ヶ岳など何泊もするような登山や百名山ばかりに目を向けがちになるのですが、旅先でふらりと登れる山でも楽しい山は多いですよ。例えば仕事の前日の前泊で行った金剛山は関東に住んでいるとわざわざ登りにいくような山ではないのですが(金剛山好きな人ごめんなさい)、
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毎日登山で有名な山でもありますので多くのコースがありますし、頂上からは大阪平野を望めます。
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関西旅行と組み合わせて登れば山の上から景色眺めながらあそこいったねとか会話が弾むでしょう。





今回なんちゃってながらワーケーションをしてみましたが、家で書いているときよりも比べて捗ったなという印象はあります。こういうところもワーケーションの効果なのでしょうか。ホテルや旅館などでもワーケーションプランを作ったり、コワーキングスペースを作ったりと整備が急速に進んでいます。

ワーケーションは仕事と旅行の造語なのでそこに登山などのアクティビティを入れると荷物の面で多くなってしまい不便なのですが、工夫次第でなんとかなります。旅行中仕事するのは気分的に嫌かもとなりそうですが、実際いつもと違う場所で行うことはリフレッシュにもなりますし、意外と捗ることもわかりました。それでもなかなか仕事をするのは難しいかと思いますので、まずは気楽に旅の途中で日記を書くだけいいと思います。きっといつもとは違う考えが浮かぶと思いますよ