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【祝!住みよさランキング関東4位】つくば市が登山好きにもそうでなくても本当に住みやすい街である理由


最近は茨城県の登山や


筑波山周辺の温泉や

筑波山周辺のカフェ

について書いていたので薄々気づいている方もいるとは思うのですが、私は茨城県民です。茨城というと都道府県の魅力度ランキングで毎年最下位になっているほど魅力がないのです(実際住んでみるとそんなことはないんですよ!!)。その魅力がない茨城県のなかでつくば市に住んでいます。

登山を趣味としている私としては日本百名山筑波山があるものの、丹沢や奥秩父、アルプスといった主要な山々とは反対方面ですし、東京から微妙に離れているのでちょっとどうなのかなと思っていたのですが住んでみると登山好きとしてもアウトドア好きとしてももちろんそうでなくても住みよい街なのでリポートします。

※先日全国住みよさランキングが発表され、つくば市は全国18位関東に限っては4位となりました。全国的な調査でも上位になったのは嬉しい限りです。



つくばの魅力① 東京からそんなに遠くない


茨城県というと東京から向かうのに千葉もしくは埼玉(あるいはその両方)を通って行くため遠いイメージがあります。実際県庁所在地の水戸は東京から常磐線で121km離れており実際遠いので(東京から高崎、宇都宮よりも遠いです)イメージはあっているのですが実は茨城県南部(茨城では県南といいます)は東京から離れていないのです。実際つくば駅つくばエクスプレス(通称TX)で秋葉原から58.6km、時間にすると最速種別の快速で45分でついてしまいます。45分を他の私鉄で比べてみると(つくばエクスプレスの快速は追加料金無しなので追加料金なしの最速種別で比べています;JTB時刻表2020年4月号参照)

京急(品川起点) 追浜駅 42.8km
小田急(新宿起点) 海老名駅 42.5km
西武(池袋起点;有楽町線経由)入間市駅 36.8km
東武(浅草起点) 春日部駅 35.3km
京急京成上野起点)勝田台駅 40.3km

とTXがすごく速いのもあるのですが東京からおよそ40km前後の街とさほど通勤・通学時間がかわらないのです。

終着駅の秋葉原は山手線、京浜東北線、中央・総武の各駅停車が通っていますし、途中の北千住では常磐線上野東京ライン東京メトロ日比谷線と千代田線、東武を経由して半蔵門線にもつながっているので乗り換え一回でいけるところが大半なんです。東京の副都心エリアや横浜となってくると少し遠いなと感じてしまいますがこれは東京駅より東側に住んでいる方々の宿命でしょうか。

だけど、TXは料金が高いことでも有名・・。まぁ、その分速達性が他の私鉄と段違いなので仕方がないのですが。それでも、駅前の金券ショップに売っている回数券つかうと安いところではつくば⇔北千住が土日だと830円、つくば⇔秋葉原も970円とJRぐらいの料金になるのでそこまで高くはなりません。

また、つくばに行く交通機関はTXの他にもバスがあります。バスはTXよりも時間が1.3~2倍ぐらいかかるのでスピード性はないし渋滞にはまるリスクがあるのですが(平日の夕方や上り線)つくば市内を細かく止まるので研究機関に行かれるかたやバス停近くに住んでいるかたを中心にそれなりに乗客はいます。本数も20分から30分に1本と高頻度にあります。

価格もTXと比べると非常に安く、SuicaPasmoといったICカードを持っていたら東京駅まで820円でいけるのも魅力です。乗り換えなしで東京駅まで行けるのでよく、出張帰りでスーツケース持っているときや登山帰りのザックを持っているときは東京駅から歩いてすぐにバス停があるので重宝します。バスなら確実に座れますし(帰りは大抵隣に他の乗客もいますが)、大きな荷物もバスでならトランクに積めるので混雑している中で大きな荷物邪魔で申し訳ないなという気持ちで満員電車に揺られるなんてこともありません。

成田空港も羽田空港も遠くはなく成田空港は圏央道ができたおかげで50分ぐらいでいけますし、羽田空港も都心を通らなくて良いので1時間15分ぐらいでいけちゃいます。距離は成田の方が近いのにバスの料金が羽田<成田になっているのはなんでなのかは気になりますが。

つくばの魅力② アウトドアに適した環境が整っている

つくばというと思い浮かべるのは日本百名山筑波山
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筑波山は麓から頂上までゆっくり歩いても1時間半ぐらいでついちゃいます。ロープウェイとかケーブルカーもあるので誰でも簡単に登れます。登山コースも6箇所あるので飽きることなく登れます。よく登山用品を買った後に登山用品の性能を図るために登っています。

つくば市には筑波山以外にも宝篋山という山も人気があります。

筑波山から少し南側にありこちらも麓から1時間半ぐらいでつくのと登山コースがいくつもあります。
頂上からは筑波山関東平野の眺めがいいところです。
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筑波山よりもマイナーなため駐車場も多く家からも近いためこちらも登ったりトレイルランニングの練習がてら走ることが多いです。


また、キャンプ場も住宅地近くにあるので気軽にキャンプにいけますし、


日本で2番目に大きい霞ヶ浦までも車で20~30分ぐらいでいけます。霞ヶ浦というと霞ヶ浦一周125kmをサイクリングしたり、


カヤックをしたり釣りをしたりマリンスポーツも楽しめます。


山も湖も、のんびりキャンプも自転車で風を切るのもすぐできるのがつくばの魅力です。

さらに、つくば市内はほとんど坂がなく平坦な道が多いのと歩行者・自転車専用道が整備されており公園も多く(私の自宅の半径1km以内で公園は4つあります)自転車やランニングにも適しています。

登山やほかのアウトドアで流した汗も温泉で流せるのもつくばのよいところです。

つくばの魅力③ アウトドアショップが豊富

登山にサイクリング、キャンプにカヤックとアウトドアをする土壌が整っているつくばではもちろんアウトドアをするために必要な道具を揃えるアウトドアショップも揃っています。

まずはつくば駅にあるクレオスクエア。つくば駅は後で紹介するイーアスつくばとかイオンモールとかに客をとられ最近は勢いがほとんどなくなってしまっているのですがアウトドアショップに関しては豊富です。

クレオスクエア3階はロフトとレストラン街を除いてアウトドアショップで占められていて、モンベルはアウトレット付属のガチ仕様。店内も広くあんまり店員さんからの声掛けも多くないので落ち着いて買い物できます。その他直営店ではコロンビア、マウンテンハードウェア(地方でマウンテンハードウェアの直営店は珍しいはず)、ロゴス、あとナムチェバザールというアウトドアショップにはノースフェイス・パタゴニア・アークテリクスのショップインショップが入っています。さらにABCマートではアディダスのTerrexのハイキングシューズやトレランシューズを取り扱ってくれています。ここで大体の登山用品は揃えられるはず。

その他つくば駅から歩いて15分ぐらいのLALAガーデンには好日山荘(店内の面積は小さくしょぼいですが)、つくば駅から一駅先の研究学園駅にあるイーアスつくば(北関東最大級のショッピングモールみたいです)にはL-Breathがあります。L-Breathにはクレオスクエアでは扱ってないスノーピークやマムートの製品も一部ですがあります。あと常磐道近くのイオンモールにはWild-1があります。

登山用品のブランドって結構いろいろあるのですがつくば市内だけでほぼすべての登山ブランドの製品が何らかしらのお店で取り扱っている気がします。

つくばの魅力④ 食の宝庫

茨城の食べ物というと納豆なのですが、つくばではあんまり納豆文化はなくて食べる頻度はあんまり多くないです。つくば周辺は関東平野ということも農業が盛ん。農業が盛んというということはそれだけ美味しいお店も多くなりますよね。

つくば市でまず有名なのはラーメン。

つくばラーメンみたいなものがあるわけではなくて、いろいろな味のラーメンが食べられるのがつくばのラーメン屋の特徴。筑波大などがあるなど学生の街でもあるので安くてボリュームのあるラーメンは学生の強い味方ですよね。そんなつくばのラーメン屋を2カ所紹介します。

まず、松屋製麺
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筑波山の麓の筑波山口バス停の目の前にあるお店です。雑誌BRUTUSでお取り寄せグルメNo.1に輝いたお店です。製麺所なので麺が売られているのが特徴です(というか製麺所だから当たり前か)。その麺を試食できるように付属のお店がある感じです。
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注文してから作ってくれるスタイルで待ち時間でお店の中の品物を物色してもよいでしょう。

私が頼んだのは中華そば(700円)。
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麺はちぢれ麺でもちもちしており食べ応えがあります。スープは魚介の出汁が効いているあっさり中華そば。身体に染み渡る味です。

朝7時からやっているのと製麺所なので売り切れるのが非常に早くお昼前になくなっていることがほとんどなので筑波山登る前に食べるのをお勧めします。

もう一店は鶏鶏。
名前の通り鶏に拘ったお店です。ラーメンは鶏白湯をベースに醤油と塩を選べるのとラーメンにするかつけ麺にするかを選べます。今回は鶏白湯塩らーめんを注文。
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鶏白湯スープは濃厚なのですが、しつこさがなくすごく上品。麺は細麺ですがかみごたえがありスープとよく合います。トッピングは鶏チャーシューに鶏団子と鶏づくし。サイドメニューにある鶏ぎょうざも絶品なのでラーメンと一緒に頼んでしまうことが多いです。

また、つくば市はパン屋も有名。JAXA産総研など多くの研究施設があるので外国人が多いのもつくば市の特徴。そういう外国人むけにパン屋が多いみたいです。

休みの日はランニングしながらパン屋に寄ってパンを買って食べています。そんな私がつくばの数多あるパン屋の中で1番好きなのはle pein Gris Gris(グリス グリス)です。

水色の塗装が目立つのですが、看板がすごく小さいので初見ではちょっとわかりにくい。
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ですが、中に入ると美味しそうなパンがいっぱい。値段も良心的です。
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他にも紹介し切れないぐらい美味しいパン屋はいっぱいあるので散歩がてら探してみては?

つくば市は自然がいっぱいで食べ物も美味しく住み良い街

要約すると、つくば市は自然もあるし、美味しいものもいっぱいある街です。東京からのアクセスも良い割に土地が余りまくっているので土地代が安いため最近はTX沿線沿いはタワマンがいっぱい立っていたり分譲地ができていたりとこの人口減少の時代でもどんどん人が増えているみたいでこの流れは10年近く続いて行くみたいです。その一方で駅から少し離れると広大な農地が広がっていて筑波山や宝筐山など自然が広がっているというのどかなところもあります。
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つくば市は研究施設も多いのでどちらかというとハイソというかリテラシーが高い方が比較的多いみたいなので教育施設が充実していたり、筑波山まで行かなくとも公園が多いので簡単に自然と触れ合えたり、研究所は毎年一般公開して普段見せれないようなところもみせてくれたり子育てにも適している環境が整っています。
JAXA(航空宇宙開発機構)の研究所は500円でバスツアー(予約制)で「きぼう」の管制室を見れたり宇宙飛行士養成施設を見学できたり子どもだけでなく大人も興奮するようなものが観れるのですごくオススメです。基本的な展示品は無料で見れるのでさすが国の研究施設という感じです。
ゴミすてもハイパワーな焼却炉がある関係で他所の街みたいな細かい分別がなくてつい最近までプラスチックの分別すらありませんでした。

私が登山をする関係で登山をするものとしての魅力の部分も入っていますがそうでなくてもつくばは本当に住み良い街です。この先転勤とかでどこに行かされるのかわからないですが住んでいていて1番よかったと思える街になるはずです。