もつ鍋を始めとして鍋物は1人前が用意されておらず2人前からになっていたり、敷居が高そうなお店が多くて1人で入りづらかったりと1人で食べるのは難しいですよね。しかし、今回私がいったもつ鍋おおやまの「カウンターKITTE博多店」は2組の丸テーブルを除きすべてカウンターになっていて、メニューも1人前が中心になっています。なので1人でも気楽に入れます。
さらに、今の時代は複数人で鍋をつつくなんて下手するとコロナウイルスを食べるようなもの。少しでも感染リスクを下げるためには1人鍋にするのが1番てっとり速いし安全。自分の好きな鍋を選べるわけですしグループできてもそれぞれ自分の好きな鍋を食べることができるという店になっています。
これから寒い季節。ウイルスは怖いけど鍋を食べたいという需要はものすごくあると思いますのでレポートしたいと思います。
実は私は本当は天神にある「元祖博多麺もつ屋」に行くはずでした。
「元祖博多麺もつ屋」も一人鍋専門のお店であらかじめもつ鍋の中に麺が入っているので、麺にたどり着くまでにお腹いっぱいってなることがないお店です。全席カウンターになっているので気楽に入れるのも特徴。4年前に1回出張の時に行きましたが、女将さんと会話しながら皆それぞれもつ鍋を食べていて雰囲気もよかったです。
4年ぶりに福岡に行ったので再訪しようと思ったのですが、4連休の渋滞のせいで予定していたバスに乗れず、さらに乗った特急が猪と衝突して長時間運転停車して博多に着いたのが23時。流石に疲れてしまったので行くのは諦めました。だけどどうしてももつ鍋食べたいと思って見つけたのが「もつ鍋 おおやま」でした。
もくじ
🔖博多駅直結のKITTE博多地下1Fにあるので帰る前にちょこっと寄れる
🔖 1人鍋専門もつ鍋おおやまのメニュー
🔖 目の前で鍋を煮込み、モツも野菜も〆もたっぷり
🔖 ひとりでも入りやすいし、福岡に住みたくなる味
「もつ鍋 おおやま」は福岡を代表するもつ鍋の名店で、博多駅周辺や繁華街天神の周辺に数多くのお店がありますし、福岡空港にもお店があります。さらには東京の池袋パルコや大阪、横浜などにもお店がある有名店です。
「もつ鍋 おおやま」では、1人用の鍋を提供しているお店が多く、お店のHPの営業案内にもお一人様でも入りやすいお店を紹介しています。福岡空港のお店は提供時間も書かれているので飛行機の待ち時間を計算しながら入れるのもいい点ですね。
私がいったカウンターKITTE博多店は博多駅と地下通路で直結しています。
なので帰りの新幹線の時間を待ちながらもつ鍋で一杯やるってこともできますし、なんなら福岡空港も地下鉄で5分と至近なので飛行機乗る前にもつ鍋ってことも可能ですので福岡を主の旅行目的地としなくても寄って食べれる魅力がありますね。
博多駅は九州一のターミナルですのでなかなかの迷宮だと個人的に思っているのですが、地下鉄の博多駅の改札を出て左に歩けばKITTEの入り口にたどり着くのでそこまで迷わないかなと思います。JRや新幹線なら素直に地上からいきKITTEに入ったら地下に降りるのがいいかなと思います。
ややこしいことに「もつ鍋 おおやま」はKITTE博多に2店あり、地下1階と9階にあります。9階のほうは個室などもあり1人で入るのには敷居が高い店です。一方地下1Fのお店はカウンター主体のお店なので気軽にもつ鍋を楽しめるようになっています。地下1Fのお店はこういうカウンター主体のお店が多く、他にも有名な博多ラーメンShin-Shinなんかもあります。
13時ごろに行きましたが特に並ばず入ることができました。お店の入り具合は7〜8割ぐらいでした。この日は9月の中ごろでしたが気温が高く夏日になっていたからでしょうか。これから寒くなってきるのでランチタイムも混雑するかもしれません。席は12席のカウンターに、複数人で座れる丸テーブルが2つとこじんまりとしています。今はコロナ対策で席の間隔があいていますし両サイドには飛沫防止用のアクリル板が設置されています。博多駅直結なのでスーツケースや大きな荷物を持って寄るかたもいると思うのですが荷物預かりもしてくれるので大きな荷物で窮屈なんてこともなさそうです。
座席に案内されたところでメニューをみてみます。
11時から15時までがランチタイムでランチメニューとなっています。もつ鍋の定食は3種類で基本のもつ鍋定食に馬刺しもしくは酢モツを付け加えたもつ鍋御膳、さらに馬刺しも酢モツも食べれるおおやま御膳の3つになっています。もつ鍋の味は味噌・しょうゆ・水炊きの3種類から選べるのですがおおやまといったら味噌ということで9割以上のかたは味噌を注文するみたいです。あとで写真みて気づいたのですがランチ時はキャベツは1回までおかわり自由でニンニクのありなしが選べるんですね。今はマスクしているからそこまで気にならないけど、平日ランチではニンニクなしを選べるのはいいですね。
もつ鍋以外には牛タンステーキもあります。モツ嫌いなのに1人でもつ鍋屋入る人はいないと思いますが友人や同僚と来たとき食べるものがないなんてことがないような配慮もされているんですね。
ちなみに池袋のおおやまにもランチメニューがあり同じもつ鍋御膳があるのですが、池袋のもつ鍋御膳には辛子高菜の代わりに浅漬けで料金も100円高い設定になっています。博多で食べるほうがお得なんですね。
・夜メニュー(2021/12月訪問時追記)
2021年12月の末には夕方に訪れました。夕方はもつ鍋と一品料理のセットがメインになります。卵と辛子明太子、高菜が基本で追加で酢モツや馬刺しがつく形です。一般的なおおやまのメニューとそこまで変わらないのかな。
注意してほしいのはランチにはちゃんぽん麺や雑炊がついていますが夜は別途注文になります。私もてっきりついているものだと思っていたので、最後に慌てて注文しました。
・ドリンクメニュー
もつ鍋おおやまはドリンクメニューも充実しています。
福岡の地酒も揃っていますし、九州の果物(いちじくのとよみつ姫、いちごのあまおう、みかんの桜島小みかん)を使用したサワーなんてのもあります。こってりとしたもつ鍋には果実系のスッキリサワーで中和させれば美味しさも2倍増しと思いましたがこのあとも飛行機乗ったり動くのでやめました。
・足りなければ追加注文もできる
1人前でも十分な量あるのですがもう少し食べたいという方向けに追加ですべての具材を頼むことができます。
ランチタイムはキャベツは1回まで無料ですがそれ以外の具材も追加料金払えば注文可能です。もつを頼むもよし、しゃぶもちのような通常のもつ鍋に入っていない具材を頼むのもよし、〆を2つにするのもいいでしょう。
各席には1人用のコンロが用意されています。
こちらで火加減を調整するみたいですね。また、もつ鍋の作り方もありました。
もつ鍋は人や店によってこだわりがあるようなので素直に従いました。
メインの鍋がやってきました。
キャベツがたっぷりで味噌のいい匂いが漂ってきます。早く食べたい!!一緒に酢もつと明太子、辛子高菜がきました。
酢モツはコリコリしていて酢の酸味も酸っぱすぎることなくちょうどいい味付けです。明太子や辛子高菜は苦手であんまり食べてこなかったのですが両方ともすごく美味しい‼︎食わず嫌いだったかもしれないです。もつ鍋は基本放置でいいのでつまみを食べながら時たま鍋の様子を見るといった感じで徐々に鍋が煮立ってくるのを待ちます。
カウンター席はコロナの影響で座席の間隔を空けているぶん食べ物が来ても狭いということはありませんでした。酢モツや明太子を摘んでいたら鍋はいい感じになってきました。
IHヒーターを「保温」にしていただきます。小皿に盛り付けて
もつはプリップリでかみごたえがあり美味しいです。一つの鍋の中にもつは8個〜9個ほど入っているのでもつ不足になることはないかなと思います。野菜もしんなりしていて味噌味のスープとよくなじみます。少しピリ辛程度なので辛さが苦手な人でも食べれるはずです。ご飯と一緒に食べたい味でした。(別途頼めます)
鍋も保温にしているので冷めることはなくいつでも暖かい状態で食べることができます。
鍋を半分ほど食べたら〆のちゃんぽん麺がきました。
具を全部食べてから投入してもいいのですが、野菜やもつが4分の1ぐらい入っている時に入れると具と一緒に食べれます。
再度グツグツと沸騰させていただきます。
ちゃんぽん麺はコシがありながらもほどよく柔らかくなっていますし、味噌のスープと本当によく合います。一人前でしたが量も程よかったです。
「もつ鍋 おおやま」のLINEやInstagramのアカウントをフォローすると、初回限定ながらもシャーベットがいただけます。洋梨味でお口直しにはぴったりです。
・2021年12月には夜訪問時には醤油味を注文
2021年12月に訪れた時は醤油味を注文しました。というのもつい先週ふるさと納税でおおやまのもつ鍋を注文して食べたので2週連続で味噌はちょっとって思って醤油味にしました。お店でもふるさと納税でおおやまのもつ鍋食べれますよとアピールしていましたよ。
今回はこのまま福岡市内のドーミーインに宿泊するので飲めます‼︎ので以前の訪問時に気になっていた九州果実サワーのあまおうを注文しました。ノンアルもできるみたいで安かったし、別にお酒飲む必要性も感じないので今回はノンアルにしました。あまおうがゴロゴロ入っていてデザート感覚で飲めます。もつ鍋は濃い味なので果物の甘さは口の中をスッキリさせてくれます。
まず最初に前菜で酢モツと玉子焼き、高菜、辛子明太子がやってきました。
酢モツはもつのコリコリとお酢の酸味がマッチしてお酒に合います。高菜も明太子もあんまり好きでないですがおおやまの高菜や明太子はパクパク食べれます。
もつ鍋がやってきました。今回もは追加料金を払ってもつを1.5倍にしました。
醤油味は味噌と比べるとあっさりしていますがもつの脂でこってり好きの方も十分美味しく食べれるはずです。もつと野菜と魚介のダシが効いていて素材本来の味を味わえます。
残りの具材が2割ぐらいになったところでちゃんぽん麺を追加投入します。醤油味ですが、割と濃い味なのでちゃんぽん麺も合います。追加で火に通すのでもつが小さくなっちゃうのが残念ですが、コリコリしたもつと野菜と麺でラーメン気分です。
ランチにしては毎日食べるには少し高い金額ですが1500円でもつ鍋や酢もつが食べれるのはさすが福岡といった感じでした。ひとりでも気楽に入ることのできるカウンター席メインですし、実際ひとりで食べている方も多かったです。ひとりで食べにくるのもいいですが2人でくるのもおすすめです。2人で鍋を一緒につつきたくないという方にも個人個人で一つの鍋になるので安心ですし、好きな味を食べることができます。
こういうひとり鍋専門店近くにあったら何度でも通ってしまいそうですし、一度「もつ鍋 おおやま」の味を覚えてしまったら福岡に住みたくなるそんな味でした。
2020.12.28追記
オンラインショップでもつ鍋を販売しているので買ってみました。
高級そうな桐箱で配送されます。おおやまのもつ鍋には大きく分けて野菜なしと野菜付きの2つあり、さらにおおやまでお馴染みの酢モツや馬刺しがセットになったものもあります。
今回は面倒だったので野菜付きにしました。
モツにスープ、〆のちゃんぽん、鷹の爪やゴマのほかに野菜付きにしたのでごぼうとキャベツ、ニラ、豆腐がついてきています。野菜付きにすると+500円ですが野菜はすでにカットされていて真空パックに入れた状態で発送されるので新鮮です。包丁使うのは豆腐を切る時ぐらいです。念のため水洗いはしましたがカットした段階で洗ってくれているはずなので洗わなくてもいいでしょう。切る面倒くささとか考慮すると+500円は妥当な金額かと思います。ただし、野菜付きの場合冷蔵発送のため賞味期限が短いのが難点です。発送場所にもよりますが関東の場合は到着日か翌日が賞味期限となってしまうため早く食べなければいけません。野菜なしであれば冷凍発送で賞味期限も60日となるのでその点は安心でしょう。
今回はキャンペーンでもつが1.5倍になっていました。
レシピも当然付いています。作ってみましたがお店で食べた味とほとんど一緒かと思います。2〜3人前を1人で食べましたが多すぎて2日に分けて食べました。金額は結構しますがカレーのように何日も食べれるのでコスパ的にも悪くはないのかな。
予備スープも付いているので〆の時に入れようかと思いましたが、スープがまだあったので使いませんでした。まだ残っているので鍋やラーメンのスープに使えそうです。